家庭で出来る美味しいメロンの作り方

30センチ×1メータのスペースか
深さ70センチ以上のプランタ−orバケツで十分作れます


プロロ−グ
種を播種(種から育てる)するチャレンジャーの方へ
・今年食べたメロンが美味しいかったからと言って来年育てても美味しいものは出来ません。
かならず新しい種を購入しましょう。

筆者は「タキイの種」から、比較的栽培容易な以下の二種類を購入しています

・緑肉ネットメロン 「パンナ」
ハウス・トンネル栽培向け。糖度は15度以上で極めて高く、品質が安定する。熟期は53〜55日型。低温期の作型でもつる伸びは早く、草勢安定し肥大性に優れる。

・赤肉ネットメロン 「レノン」
低温期でもつる伸びがよく、肥大性に優れ着色も安定するので早まきが可能な。熟期は57から60日の中晩生種。

三月中頃〜4月初旬が播種の適期です

苗床の製作&播種

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@発砲スチロールの箱中にアンカを置いて、プラ皿を載せます。
A針金で屋根を作り、ビニールを被せます。
発芽後、昼間の温度管理を容易にするために開口部を作っておきます。
B温度管理用に熱帯魚用の電子サーモで、あんかの温度調整します。
正確に温度が測れるうえセンサーを地中に埋めれば発芽条件地温で管理できます。

※あんか漏電における火災等の責任は一切負いません。自己責任でお願いします。

C発芽適温は25゜〜30゜です。筆者は地温25゜設定。
昼は、ビニールを開口。夜はトロ箱をかぶせて保温に勤めます。
種用用土を使い7.5センチポリポットに播種。
発芽まで日陰で管理。

@ 育苗編
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point
・高温・乾燥を好み、降雨・多湿の条件には、適応しません。
・発芽してから高温で育てたり日光不足となるととてつもなく徒長してしまいます。

03_15_1.jpg・発芽まではおよそ3日。発芽確認当日の朝に日向に出します
 上部をビニールなどで覆い十分に日光にあてます。
 温度の上がりすぎに気をつけられたほうが良い。
 (高温になり枯らさないように。)

生育温度は、15℃以上が必要で、適温は、22-30℃、夜間12-20℃・昼間25-30℃です。夜間はトロ箱保温
 水遣りは、乾いてから極々薄い液肥をやりますが、少なめで管理した方が良いです。(種まき用土で肥料分が混入してあるものは不要)

・本葉が出始め気温が15゜を越えたらビニールに穴を開けて育てます。


←播種3日目



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発芽より12日目。本葉が展開し始める。
若干徒長ぎみ。

発芽より18日目

A マルチ、トンネル編
育苗と並行してマルチ+トンネル作りをおこない、
定植までに地温を上げるように。地温は最低でも15゜。適温は18゜
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・土作り、化学肥料(8+8+8など)や苦土石灰、腐葉土、堆肥、醗酵牛糞、を混ぜて
 高さ30センチ、巾30センチ、長さ100センチぐらいの高畝を作ります。
 根は好気性ですので、堆肥と腐葉土を多目に混ぜ込んでいます
深さ70センチ以上のバケツ、プランターでも可。

・トンネル支柱を30センチ間隔で差込、農ビでトンネルをかけます。
・風でトンネルが崩壊しないように専用のパッカー(ホームセンターにあります)で止めます

B 植付け編
CRW_8787.jpg発芽より25日目
本葉2枚展開完了
















CRW_8896.jpg本葉4枚で植付けます。

活着まで4〜5日は灌水

この段階で規定希釈の殺菌剤をスプレーしてあげます。
一般的にホームセンター等で用意に入手できる殺菌剤は
「ダニコール1000」\800前後で買えます

・メロンの苗を植え付ける前に植付け場所に十分潅水して沁みこませておきます。
・トンネルの片側から25センチぐらいの所でマルチ巾の中央に直径8センチぐらいの穴を開け
 メロンの苗の根鉢が入るくらいに土をかき出して潅水をします。











 深植えにならないようにメロンの苗を植えます。
ポットの高さの半分ほどしか埋めていません。
極端な浅植えなくらいでちょうど良いです
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CRW_8902.jpgCRW_8900.jpg
・植え付けてからトンネルの両側の裾を5センチぐらいまくりあげます。
画像は、かなり大きく開けていますが。。。(適調整)
 植え付けてから密閉すると高温で苗を枯らしてしまいます。

バケツの方は100円ショップで買ってきた、鉢台に農ビを蒔きつけて
天井部だけ開口しています

苗がしおれるような事があれば株元から25〜30センチぐらい離れた所でマルチに小さな穴を開け、
ジョーロの先端をはずし指で水が出ないようにしてマルチに開けた穴に差し込んで水遣りをします。
・水遣りは、植え付けた根元にやると病気などを誘発してしまいます。

C 2本仕立て編

tekishinn.gif・子蔓の付け根から葉っぱまでの茎を1節と呼びます。
・葉っぱから葉っぱまでの茎を1節とします。

















1.活着が確認できたら(新芽の展開する)
  本葉4枚を残し摘心
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2.子蔓の2本仕立て。
  3本目以降の子蔓が出て来ましたらカット(画像は放置しすぎ)
3.10節目までの葉っぱの付け根から側枝(孫蔓)がでてきますが全て掻き取る。
  雄花も付くが、これは取らなくても良い。
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4.11〜15節に出てくる孫蔓を伸ばして、ここにメロンの実をつけさせます。

開花当日しか着果しません。
毎朝
、オシベの花粉を雌花に着けます
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5.着果が確認できましたら葉っぱを2まい残して孫蔓の先端をカット。(2節残して)

 側枝掻き取りの時に何節目か分かるように荷札などで印をつけてゆくと作業が楽になります。

6.結実が確認できましたら、極薄い液肥で水遣りを十分におこないメロンの玉伸びを促します。

 消毒はメロンが着果してから。(各子蔓に2個ずつ計4個決まったところで)
 消毒をするとミツバチは来ない。

7.卵大になったら、2本仕立ての子蔓に、それぞれ2個づつのメロンつけて、後の物はカットします。
  メロンの幼果は、丸くなく卵型の物の方が良い。

8.16〜20節までの孫蔓を第1節でカットします。

9.23〜24節目で子蔓をカットして20節以降につく孫蔓を放任してカットなどはしません。
  常に動いて成長する成長点がいくつか無いといけない。

※結実したメロンを直接土の上に置いたり黒マルチの上に置いたままで育てると、その部分が変色したり害虫にやられたり病気にかかる事がある。
 百円ショップで見かけたプラスチックで出来た約30cm角のすのこか、人工芝を切り分けてメロンの下に敷く。

C 水分管理編
交配 結実
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縦ネット始まる
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横ネット始まる
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ネット全面入
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灌水開始
灌水控えめ
極薄液肥混入
灌水開始


結実より
35日

収穫
10日前

結実より
50〜55日

灌水控えめ
水切り
収穫

・苗を植え付けてから結実が確認できるまでは、基本的には水遣りせず。(根張りを良くする)

・収穫10日前水切りによって葉の中に蓄えられた養分がメロンの玉に逆流して甘くなります。

 ここで失敗すると甘味の少ないメロンとなってしまいます。(^_^;)

D 温度管理編
着果まで
・昼間28゜目安
・最低気温15を上回るまでは夜間被ビニール

着果直前〜ネット発生まで
・夜間被ビニールで高めの温度管理

ネット・肥大完了後(交配後35日)
・草勢を保つ為、換気を強くする