美味しいイチゴの作り方


プロロ−グ
イチゴの苗は毎年更新しましょう。
同じ苗を来年使うと、イチゴは小さな実がなるだけです
また、種からの育成は基本的には不可能です。

イチゴの旬は春から初夏までです。冬ではありません。
冬季にイチゴが出回るのは、商品価値を高める為
人工的な冷暗な場所で低温にあて花芽分化させて、冬にハウス栽培をしています

つまり、絶対条件としてイチゴは冬越しをさせないと、美味しい実は成りません。

10月 土作り&定植
1.土作り
定植の3週間前に、1uあたり100gの苦土石灰を全面に散布し、深さ30センチ耕します。
その2週間後に、1uあたり堆肥3Lと緩効性化成肥料(窒素5:リン酸8:カリ5)を1uあたり100gを施し畝を作ります。
(雨の多い地域では、20〜25cmほどの高畝にすると排水がよいです)

2.苗を畑に植え付けます(定植)。株同士の距離は30センチ
ランナー(根茎)を通路の反対側に向け
(花房がランナーの反対側に出るので、この向きが収獲しやすい)。
クラウンの部分が地上に出る程度のやや浅めに植えつけます
(深植えは生育低下を起こしますが、浅すぎると根の活着が悪くなります)。
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植えつけ後、たっぷり水を与えます。
活着まで潅水します。 水遣りは2〜3日に一回
イチゴは水遣りが全てです。がんばりましょう。
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画像ではマルチを施していますが、
この時期は本来はマルチ不要です

−5℃以下では凍害を起こす可能性があるので
トンネル栽培もありえます。
関東などの標準地では基本的に不要。





画像の畝サイズは60センチ×120センチ×高さ15センチです

定植ご3週間後
緩効性肥料を1u30g施します

2月中旬 マルチ&追肥
魚骨粉を追肥します。ただし、この頃に窒素(N)を多く与えすぎて4月まで残留していると
葉ボケしてしまうので使用量注意

マルチを施し地温を上げます
このころまでに花が咲いてしまったら残念ですが摘んでしまいましょう

4月 受粉
花芽が展開してきました。(4/3撮影)
開花促進剤として窒素がなくてリンとカリだけの液肥を与える。
水遣りも2〜3日に一回以上与える
10月のヒョロッとした苗に比べると、わさわさしていますね
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ハチが飛んでいない様ならば人工授粉させます。
開花より3〜4日の晴天の午前中に筆等で花粉を雌しべにまんべんなくつけて授粉を行います。
優しく、まんべんなくです。花粉のつけ方にムラがあると変形したイチゴになってしまいます
(変形していても食害はありませんが・・・・)

五月 収穫
開花後約1ヶ月で赤い実をつけます
古葉は取り除きます。ランナー(つる)がどんどん伸びてきます
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6月 苗育成
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・親株には追肥を欠かしてはなりません。(肥料を利かしすぎて根焼けには注意)
・子株は全て来年用には使いません。来年の収穫期には老化してしまいます。
・子株受けの用土は肥料分を含まない物を使うのが鉄則。
 理由は、子株発根不良並びにランナーの伸長阻害回避。

※親株も来年着果するが、ウイルスの恐れ有り。
八月下旬。

水遣り:基本的には、乾いたらやること。
夏場は1日1回(多いときは2回)

子株がしっかり活着しましたらランナーを切り離します。
親株と反対側ランナに花が咲くので目安のなるように
親株側のランナーは三センチ程度残しておく。

   −−−−ーー○(カット)−ーー−−−○(カット)
   (↑3pのこす) 
子株側のランナーは根元からカット。

規定の倍に薄めた液体肥料を水遣りの代わりに
与えれば無肥料のポットでも潤いましょう。

くれぐれも株の頭からかけるのでは無く、株元に静かに注ぎます。
葉痛みと病原菌を巻き上げない為ですね。

そして本植えの前の仮植え床に移植となります。